今日はね。経理の話しをしたいと思います。経理というより「経営者」の思考についてでしょうか。
よく利益が出れば税金払うのが嫌だから「節税」ということで、何か物を買うなどむりやりお金を使ってしまう
経営者がいますが、それは「大きな間違い」であることに気付いて欲しいですね。
そもそも会社のお金というのは、税金払わないとお金が貯まることが無いのです。税制というのは、本当に
上手くできています。私も昔はそういう「幻想」にはまり、むりやりお金を使ったことがありました。しかし
キャッシュが減ると後々大変だなーと感じて、身をもって学習し、そういうお金の使い方は止めました。
売上ー原価=粗利 その粗利から経費(販管費)を引いたら「営業利益」です。
この営業利益が出れば、それに法人税(35%くらい)が確定するのです。仮に営業利益500万なら、法人税は
約175万として、残ったのは325万 となります。
節税でなんやかんやと300万の買い物(経費)をしたら、利益は200万、それに法人税がかかる。どうでしょう。
お金がほとんど残らないですよね。これでは運転資金すら確保できません。しかも消費税は利益あるないに関わらず
必ず支払わねばなりませんからね。そして借入金(運転資金)が必要になる。なので、税金払わないとお金は貯まらない
のです。